妊娠検査薬を行う上での注意点について
妊娠検査薬を行う上での注意点について
妊娠検査薬は、尿中に分泌される妊娠ホルモン(hCG)を感知すると、反応する仕組みになっています。hCGは受精してから数日で尿中に出始めます。市販の一般的な妊娠検査薬の多くは、この尿中hCG量が50IU/Lを超えると反応するようにできています。
hCGの分泌量には個人差がありますが、反応が出る50IU/Lに達するのは、
- 予定月経開始日+1週間~10日
- 月経不順の人は、タイミングを取った性交渉日+3週間
と考えてください。
みなさんは、「早期妊娠検査薬」というのをご存知でしょうか? これは月経予定日に検査できるもので、hCGが半分の25IU/Lで反応するように設定されています。これで陽性になったと、慌てて受診する方が多くいらっしゃいますが、ちょっと待ってください。「早く結果を知りたい」という気持ちはとてもよく理解できますが、超音波検査を行っても、妊娠している(はずの)子宮内膜が分厚く見えるだけで、どこに妊娠しているのかさえわからないことがあります。
「正常妊娠」の診断には、胎児が入る「胎嚢」と、「心拍」の確認が必要です。
超音波検査で胎嚢が確認できるのは妊娠5週ごろ、心拍が確認できるのは妊娠6週ごろになります。つまり、早期妊娠検査薬を使って月経予定日に陽性の結果が出たとしても、正常妊娠と確認できるのは、そこからさらに1~2週間後であり、通常の妊娠検査薬を使った場合と同じ日数がかかります。
妊娠確定には、早期妊娠検査薬を利用するのではなく一般的な妊娠検査薬を利用するか、産科病院で妊娠検査を行うつもりで受診を検討してみてください。
初めての妊娠・出産は戸惑うことや分からないことも多くあると思います。当院では安心、安全で優しい出産ができるよう、皆さんに寄り添ったお手伝いが出来ればと考えていますので、ご不安がありましたら気軽に当院にお越しください。お待ちしています。
岡田院長ポイント
妊娠検査薬は予定月経開始日から1週間~10日後に使いましょう。
妊娠検査薬を使ってみて、何かご不安や疑問があればぜひ受診を。
初診について
愛育病院での出産について
愛育病院にご相談ください
月〜土曜日:8時30分~17時
休診日:日曜日・祝日
外来診察は予約制です。インターネット(携帯電話・パソコン)にて予約をお取りください。
初診の方(診察券をお持ちでない方)は、ネット予約をご利用いただけません。
tel.0570-03-4103
※ナビダイヤルに発信できない場合、046-274-0077におかけください。
から
から
予約ページ https://yoyaku.atlink.jp/aiiku/ にアクセスしてご利用ください。ご自分の携帯電話に上記のアドレスを送信する場合は、[宛先:]にご自分の携帯電話メールアドレスを入力しご利用ください。またはこちらのQRコードをご利用ください。